内断熱のメリット・デメリット
住宅の断熱方法の中には、内断熱と呼ばれるものがあります。
対照的に外断熱と比較されることが多いですが、一般的な木造の戸建て住宅の多くは内断熱を採用しています。
内断熱のメリットとしては、外断熱に比べると安価な費用で工事を行うことができ、用いる資材が一般的に普及しているものなので、取り扱いしやすい事になります。
また、内断熱の場合は、壁の内部に断熱材を施工することから外壁も厚くならず、外観を損なわずに簡単に施工することができます。
一方でデメリットに関しては、施工状態が悪いと結露が起きやすくなります。
外断熱に比べて、気密性は劣ることもデメリットとして挙げることができますが、実際には湿気対策などを行う必要が出てくることから、地域によっては過剰に断熱をしてしまうことで、不具合が起きてしまう可能性があります。
そのため、断熱方法に関しては、住宅の構造や地域性を十分に考慮した上で、決めることが最適な方法になるでしょう。